プラネタリウム班は、学園祭で上映されるプラネタリウムの機器の改良・修理や、プラネタリウムドームの改良を主な活動としています。プラネタリウムは天文気象部の学園祭でも重要なものとなるので、 大切な役割を担っています。ここでは、当部活で使われているプラネタリウムの仕組みや機器の改良・修理の様子を説明します。

ドームの仕組みと改良

今のドームは、回転数が多く強い送風機で与圧をかけて膨らませています(=エアードー ム)。これは下の部分が円柱形で、上が半球の形のものを使用しています。

ドームの材料には、ターポリンという遮光性・不燃性・耐久性のある、大変優れた素材を使っています。ただ、これにも欠点があり、優れた素材であるからこそ、かなり重たいのです。中には、もっと軽い素材を使えば良いのでは?と思う方も多いと思いますが、プラネタリウムには、電気が使われているので、いつショートや漏電などの故障が起 きるかわかりません。お客様やスタッフの安全性を考えると、不燃性のあるものでないといけないのです。

ドームの入り口は、チャックになっています。一昨年度の夏に故障したため、新しいものに交換しました。 現在は、ドームの軽量化について検討しています。

投影機の仕組みと改良

(1)投影の仕組み
恒星球は、球に穴を開けて、中にある電灯によって星を投影します。電球のフィラメントの形が星の形として映るので、フィラメントが短い特殊な電球を使っています。 投影したい場所の緯度によって北極星の方向を合わせます。

(2)恒星球(旧型)について
恒星球(旧型)の球には紙質の地球儀を使用しています。架台には中古の赤道儀を使い、回転させています。しかし、この球ですが、老朽化が進んでおり、表面に亀裂が入っており、中の電灯も断線などの故障が多くなったため、新しいものの製作を行いました。

(3)新型恒星球の製作
①素材選び
素材には、プラスチック製の地球儀を選びました。プラスチック製でもアクリルでは割れやすいので、耐衝撃性ポリエチレン(ハイインパクトスチロール製)を使っています。直径は30cmです。
②星図データの作成
星のある位置を地球儀上に座標として表すのに、赤経赤緯があります。インターネット上にいくつか明るさの等級とともに載せているページがあるので、そこを元に作成します。
③座標打ち
②の座標を地球儀上に打ちます。大変な作業です。等級ごとに色を変えます。
④地球儀内部の遮光
反射を防止するために地球儀内部を黒インクで塗ります。
⑤穴開け
③でプロットしたところに等級ごとに穴の大きさを決め、穴を開けます。
⑥架台作製
恒星球を回すための架台を作ります。イレクターで組むことにしました。地球儀側にも穴を開け、イレクタージョイントとの間にベアリングをつけて回るようになれば完成です。イレクタージョイントに塩ビパイプを取り付け、パイプの先にソケットと電球をつけます。この時に電球のフィラメントが球の中心になるようにします。
⑦完成
しっかりと星座の形が見えて映れば成功です。

そのほかの活動

学園祭や新入生歓迎などで発表するので、天文気象部部員は全員プラネタリウムを発表できるよう普段から練習します。そのときプラネタリウムを後輩に教えたり、発表用の原稿を作製したりしています。面白い内容をお客様に提供できるように日々改良を重ねております。

天文気象部のプラネタリウムについてくわしく